Bring It On Home To Me (Live At The Harlem Square Club)

 

残りの人生、これしか食べられないと言われたらあなたは何を選びますか?と問われたらまあ迷うと思うのですが、1曲しか聴くことが出来ませんと言われたら僕はもしかしたら即決でこの曲を選んでしまうかもしれません。

「仕方ない、ならばこの曲を」


Bring It On Home To Me (Live At The Harlem Square Club)
Sam Cooke

https://www.youtube.com/watch?v=_l0hoPy2IX8

(~煽りから~ 訳は端折ってます)


僕の彼女の話をさせてくれ。

時々僕らはケンカをする。彼女が怒って家を出て行くこともある。

僕はひどく寂しくなって電話をかける。

ようやく誰かが電話に出ると言う「誰?」するとその人は「オペレーターです」

「僕はオペレーターと話したいんじゃない!!!!彼女に代わってくれええ!!!」

するとオペレーターはようやく彼女に電話をつないでくれる。

彼女が「ハロー」って言うのを聞いた途端に胸の奥が熱くなる。

「君に言いたいことがあるんだ。僕は君に夢中だ!!そう伝えたくてね。ああ君に夢中だ。それだけ言いたかったんだ。本心からそう思ってる」

続けて僕は言う「聴いてくれ。この歌を聴いてもらいたいんだ。君が行ってしまってからずいぶん経つけど、聴いてくれベイビー」

 

(~ここから歌~ )

 

別れることについて

もしも君が心変わりをしたなら

取り戻させてくれ

君の甘い愛を

僕に再び感じさせてくれ

この気持ちを伝えたいんだ


君が行ってしまった時に僕は笑った

君が行った時に

でも自分でも分かってる

それで傷ついたのは僕だけだった

ああ 僕に感じさせてくれ 取り戻させてくれ

君の甘い愛を

僕に再び感じさせてくれ


聞いてくれ 僕は男らしく君に伝えてみせる そうさ


君に宝石をあげる

お金だってあげる

でも聞いてくれ それだけじゃないさ

それだけじゃないさ 僕が君のためにすることは

君はただ甘い愛を

取り戻させてくれるだけでいい

僕に再び感じさせてくれ


大事なことだから言わせてくれ 聞いてくれ


分かるだろ 僕はいつだって

君の奴隷になる

僕が墓の下に

埋められるその日までずっと

でも生きている間は感じさせてくれ

君の甘い愛を

僕に再び感じさせてくれ


もうひとつ言わせてくれ 聞いてくれ


僕は君に対して

誠実だったつもりだけど

君は帰らなかった

あの夜 君は帰らなかった

誰と一緒にいたとしても構わない

取り戻させてくれ

君の甘い愛を

僕に再び感じさせてくれ


君がいないと寂しいんだ

君がこの腕から離れたのはずいぶん前のこと

それでもずっと君を愛してた

だから小さな勘違いを忘れて 素直に愛してくれ

君が愛を取り戻してくれてもくれなくても 僕の愛は変わらない

それだけは伝えておくよ

望むならお金をすべて使ってしまってもいい

だけど聞いてくれ この愛は変わらない

時に僕は泣いてしまうけど それでもこの愛は絶対に変わらない

分かってくれるかい?


僕のこの愛は決して変わらない 君に知ってもらいたいんだ

 


以上です。


僕がこの曲に出会う過程をいつか書きます。

気に入ったら、サム・クックの「Live At The Harlem Square Club 1963」を是非購入していただきたきソウルミュージックのライヴを体験していただきたいのですが、現行のリマスター盤はですね、チャプターが「曲」からになっているのですよ。つまり7曲目のBring It On Home To Meを聴こうと思ってスキップしたら曲前の煽りは聴くことが出来ないのです。以前の盤は動画と同じで煽りのところで区切ってあったんですがね。それだけが愚かで残念ですが、通して聴いても1時間無いはずですから、通して聴きましょう!


要するにこれは僕の無人島レコードです。