2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

映画の話をどこからやるか考える

映画の話っていうのもまあまあどこからやるのかというのは考えます。 以前のエントリー「うたかたの日々」で本について書いたんですよ。 僕は相手と自分とのサムシングを確認する本を持ってるって(そんなこと書いてない)。 いろいろ書き連ねることはあるけ…

8月19日 バクティとともに 

バクティとともに 8月19日は僕のモナミ、フレンチブルドッグのバクティの命日です。 もう10年近く前に亡くなりました。でも、今でもそのぬくもり、手触りはこの身体が憶えてます。なので、いつでも呼び出せる。呼び出して足元に居てもらったりします。そうす…

怪談 「夜、訪ねてくる音と」

こちらも2004年頃に自分のwebサイトに掲載したものです。 「音」に関係する怖い話なので静かな夜に読んでください。 「夜、訪ねてくる音と」 都会の真ん中に住んでいても、夜が深くなると自分の立てる音しか聞こえないような静かな夜がある。静かな夜という…

「詩」について

僕は字を読むのは苦手じゃなくて、読書も少しやるんですが、実は「詩集」というのは読んだことがないんですよ。あるのはストーンズとディランの詩集ぐらいで、これは歌詞の日本語訳集ですから詩集とは違いますよねえ。友達で詩集も嗜むやつがいて、彼が「気…

映画と本

僕にとって映画と本の違いから始めます。 映画は、映画館で観るなら当たり前、部屋でDVD等を観ていてもなかなか途中でやめるのは難しいです。止めるならオープニングすぐ、音楽でいうイントロで飛ばすみたいな感じですね。それならなんとか出来ます。僕の場…

「うたかたの日々」 ボリス・ヴィアン

うたかたの日々/ボリス・ヴィアン 本の中身について書けるかはちょっと分からないままノープランでスタート。 「あなたの一番好きな本はなんですか?」とか、「一番お勧めの本はなんですか?」とか、「今まで読んだ中で一番面白かった本は?」とかさ。まあ…

怪談 「アパート」

この話は2004年に自分のWEBサイトに載せたものです。経験自体は高校時代ですね。 「アパート」 僕は、幽霊とか霊魂と呼ばれているような超自然的な存在を一応信じている。この目で見ているからだが。しかし、人の「霊」が生前と変わらない意識を持ったまま存…

切断操作

2004/05/20 切断操作 「切断操作というのは、共同体主義的なムラ社会に特有な問題処理の作法である。 たとえば、誰かがトラブル(例えば、殺人などの犯罪)を起こしたとき、ムラ社会では 「あいつは、変なやつだ。だから、おかしなことをやった」 とムラ人た…

「母なる夜」 カート・ヴォネガット

p148 「アメリカが嫌いなの?」 と彼女は言った。「好くのも嫌うのも馬鹿げている」 とわたしは言った。 「国に対して感情を動かしたりしないんだ。不動産に興味はないからね。これはわたしの 人格の大きな欠陥だけれど、国境を土台にものを考えることができ…